なぜ今、大手企業は採用をナビサイトからLINE公式アカウントに移行しているのか

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1.はじめに 採用の主戦場が静かに動いている

ここ数年、説明会の集客や候補者連絡をナビサイトだけに頼らず、LINE公式アカウントを併用する大手企業が増えています。理由は単純です。連絡が届きやすく、やり取りがすぐに返ってくるからです。メールは埋もれがちです。電話は出てもらいにくいです。LINEは日常で使うため、通知に気づかれやすいのです。

本記事では、ナビ中心からLINE活用へ移る背景、企業と候補者それぞれのメリット、導入の手順、実際に使える配信文例、そして成果の測り方までを、短時間で理解できる形でまとめます。

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2.背景 ナビサイト中心モデルの限界

ナビサイトは広く告知するのに便利です。ただし次の課題が目立ってきました。

  • 連絡のタイムラグが大きい
    エントリーからメール送付、返信待ちという一方向の流れになりやすく、対応が後手に回ります。
  • 既読状況がわかりにくい
    メールは読まれたかが見えません。そのため、追い連絡の判断が難しくなります。
  • 情報が似通いやすい
    多くの企業が同じ項目で情報を載せるため、差別化がしにくくなっています。
  • 広告費が成果に直結しにくい
    露出を増やしても、説明会の出席や選考到達に結びつかないことがあります。

この状況で、連絡が届きやすく対話しやすいチャネルが求められ、LINEの採用活用が広がっています。


3.なぜLINEなのか 結論先出しの七つの理由

  • 到達率と気づかれやすさ
    LINEは日常的に開かれるため、通知に気づいてもらいやすい連絡手段です。
  • すぐ返せる双方向のやり取り
    チャット形式なので、候補者の質問に短い言葉で返せます。返信までの距離が近くなります。
  • セグメント配信が簡単
    文理や志望コースなどの情報をもとに、届ける内容を分けられます。興味のある人にだけ案内できます。
  • 予約までの導線が短い
    トーク画面のボタンから説明会をその場で予約できます。日時変更やリマインドも自動化できます。
  • CRMや採用管理ツールと連携しやすい
    候補者情報にタグを付け、温度感や行動に応じて次の案内を切り替えられます。
  • 常設の採用広報が作れる
    リッチメニューという固定メニューに、会社紹介や募集要項、よくある質問を常に置けます。
  • 内定後フォローまでつながる
    入社前の不安解消や連絡の透明化に役立ち、早期離職の予防に寄与します。

4.候補者体験の変化 ナビとLINEの一日の比較

  • これまで
    メールで説明会案内が届く。候補者は操作に迷い、申し込みページを開くまでに離脱。前日リマインドに気づかず欠席という流れが起きがちでした。
  • LINE活用後
    トークで案内が届き、ワンタップで予約。前日と当日に通知。道に迷ったらチャットで質問。欠席や変更もボタンで完結します。

体験が滑らかになるほど、予約率と出席率は上がり、辞退の連絡も把握しやすくなります。


5.企業側のメリット 生産性と可視化

  • 追い電話やメールの工数を削減
    よくある質問は自動応答で解決。人が対応すべき相談に集中できます。
  • 既読や反応が見える
    友だち追加数や配信の既読数、各ボタンの押下数などが見えるため、次の打ち手を決めやすくなります。
  • 育成のきっかけを作れる
    会社をよく知らない人向けの入門コンテンツから、志望度が高い人向けの選考案内へ、段階的に進められます。

6.よくある懸念と対処

  • 運用が大変では
    よく使う流れをあらかじめ決めます。初回挨拶、属性取得、イベント告知、リマインド、合否連絡、内定フォロー。この六つを基本にすれば回ります。
  • しつこいと思われないか
    配信は必要な時だけに絞ります。予約や出欠など候補者にメリットがある連絡を中心にします。週の配信回数や時間帯のルールも決めます。
  • 個人情報は大丈夫か
    友だち追加時に目的と取り扱いを示し、同意の取得方法を明確にします。退会や配信停止の方法もはっきりと案内します。
  • ボットが冷たく感じないか
    自動応答は用件の仕分けまで。重要な相談や感情のこもる話題は人に切り替える設計にします。

7.導入ステップ 三十日で最小構成を立ち上げる

  • 一日目から七日目 目標とKPIの設定
    例 友だち追加数 説明会予約率 出席率 選考到達率 内定承諾率 を追います。
  • 八日目から十四日目 アカウント構築
    プロフィールやメニューを作り、プライバシーポリシーを整えます。
  • 十五日目から二十一日目 導線づくり
    説明会ページやナビサイトにQRコードを設置。会社サイトや名刺にも記載します。
  • 二十二日目から二十八日目 シナリオ作成
    初回挨拶 属性取得 イベント告知 リマインド FAQ 選考連絡 の六本を用意します。
  • 二十九日目から三十日目 テストと改善
    社内メンバーで動作確認し、文言と配信時間を微調整します。

8.配信シナリオのサンプル そのまま使える雛形

初回挨拶
はじめまして 会社名 採用担当です。説明会の案内や選考のお知らせをお届けします。まずは希望する職種や興味分野を教えてください。

属性取得
興味のある項目をお選びください。
開発職 営業職 企画職 事務職

説明会告知
来週の会社説明会の予約を受け付けています。日時を選ぶとそのまま予約できます。
4月12日 金曜 14時から オンライン
4月15日 月曜 11時から 本社

予約確認
予約ありがとうございます。前日にリマインドをお送りします。変更やキャンセルは下のボタンから可能です。

前日リマインド
明日の説明会のご案内です。参加用のリンクはこちらです。当日困ったらこのトークでご連絡ください。

欠席フォロー
今回は残念でした。次回の候補日をご案内します。興味が変わった方は職種を更新してください。

選考案内
一次選考のご案内です。提出物と期日をご確認ください。質問があればこのトークで受け付けます。

合否連絡
選考結果のご連絡です。次のステップのご希望日をお選びください。日程のご相談も可能です。

内定フォロー
内定おめでとうございます。配属や住まいの相談など、気になる点はいつでも連絡してください。先輩社員への質問会もご用意しています。

文面は丁寧で短く、次に取ってほしい行動がひと目で分かる形にします。日時やリンクの情報は毎回入れて、迷いを減らします。


9.KPI設計とダッシュボード 何を見れば良いか

基本の指標と意味は次の通りです。

  • 友だち追加数
    興味の入口が広がっているかを示します。説明会の動員力に影響します。
  • 配信の到達と既読
    連絡が届いているかの確認です。件名よりも文面の冒頭一行が効きます。
  • 予約率
    告知から予約までの導線が分かりやすいかの指標です。
  • 出席率
    リマインドのタイミングや当日の案内が適切かを映します。
  • 選考到達率
    説明会後のフォローが適切か、職種とのマッチが合っているかを示します。
  • 内定承諾率
    連絡の密度や不安の解消が進んでいるかを示す最終指標です。

ダッシュボードでは、日別とステージ別で並べて見ると改善点が見つかりやすくなります。例えば、既読は高いのに予約率が低い場合は、ボタンの位置や文面の分かりやすさを見直します。


10.費用対効果を見極める簡易モデル

次の式に当てはめると、概算の効果が判定できます。

増えた承諾人数
イコール 友だち追加数 かける 予約率 かける 出席率 かける 選考到達率 かける 内定承諾率
差し引き もともとの承諾人数

増分の価値
イコール 増えた承諾人数 かける 一人当たりの採用価値 例 事業計画上の必要人数に対する貢献度で決めます

コスト
イコール 配信費用 ツール費 運用時間 人件費

投資判断
増分の価値がコストを上回るかを月次で確認します。数値は大まかでも構いません。傾向が右肩上がりなら継続、横ばいなら導線や文面の見直し、下がるなら配信対象や頻度を再設計します。


11.先進企業の打ち手 匿名ケーススタディ

  • 文系大量採用型
    大学ごとの説明会シリーズを企画し、学部や興味タグで案内を分けました。前日と当日の二回リマインドにより、出席率が改善。質問はチャットに集約し、電話対応を削減しました。
  • 理系ターゲティング型
    研究分野タグとプロジェクト事例のカード配信で興味に直球で届けました。専門質問は短い動画で回答し、理解の差を埋めました。
  • 中途採用とタレントプール
    興味ありと回答した人に、三か月ごとに案件まとめを配信。面談枠はトークのカレンダーから即予約できるようにし、スピード感を優先しました。

共通の成功パターンは、候補者の時間を節約する設計です。予約や変更がすぐにでき、質問にすぐ返る仕組みが成果を生みます。失敗パターンは、配信が多すぎて目的がぼやけることです。配信の意味が薄いと、ブロックされやすくなります。


12.実装チェックリスト まずはここから

  • 配信の目的を一文で言えるか
  • 友だち追加の導線が三か所以上にあるか
  • 初回挨拶でできることが三十秒で分かるか
  • 予約 ボタンが一番見やすい位置にあるか
  • 前日と当日の二回リマインドを設定したか
  • よくある質問の自動応答に五項目以上を入れたか
  • 人に切り替える条件を決めたか
  • 退会と配信停止の方法を明記したか
  • KPIを週次で確認する場を決めたか

まとめ 今年の意思決定ポイント

ナビサイトは広く知ってもらう入口として引き続き重要です。ただし、説明会予約や選考の連絡、内定後のフォローなど、候補者の行動を具体的に進める場としては、LINEのほうが合っています。おすすめは段階的な併用です。まずは説明会の予約とリマインドから始め、よくある質問と人の切り替え、内定フォローへと広げてください。

ポイントは三つです。候補者の時間を節約すること。配信の目的を一つに絞ること。既読や反応の数字を見て改善すること。これだけで成果は着実に変わります。


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