1. はじめに
読了後にできること
- Lステップの新規アカウント作成/初期登録
- LINE公式アカウント(以下、LINE公式)との接続
- スマホで友だち追加→送受信テストまで自己完結
前提として用意するもの
- PC(Chrome推奨)/スマホ
- LINE公式アカウント(作成済みがベター。未作成でもOK)
- クレジットカード(フリープランでも本人確認目的で登録を求められる場合あり)
- 受信可能なメールアドレス/SMS(電話番号認証に使用)
無料プランのポイント(要点だけ)
- 月額:0円
- 月間配信数:200通まで(超えると上位プラン検討)
- 「まずは試す」段階に十分な範囲。詳細は公式の料金表が最も確実です。
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2. Lステップとは?—LINE公式との違いをサクッと
- 位置づけ:LステップはLINE公式の機能を拡張するマーケティングオートメーション(MA)ツール。LINE公式だけでは難しいステップ配信/セグメント配信/行動スコアリング/流入経路分析などが可能になります。
- 提供会社:株式会社Maneql(マネクル)。LINEヤフーの純正アプリではなく、LINE公式のAPIを利用する外部ツールです。
どんな時に必要?
「ユーザーごとにリッチメニューを出し分けたい」
→ こうした“出し分け・自動化”がLステップの得意分野です。
「アンケートで取得した属性に合わせて配信内容を変えたい」
「予約やリマインドを自動化して工数を下げたい」
3. 料金とフリープランの考え方
- フリープラン:初期費用/月額ともに0円、月200通まで配信可。まずは仕組みづくりと検証に集中できます。
- 上位プランに上げる目安:
- 友だち数の増加で月200通を安定的に超える
- 運用で必要な配信通数・機能が拡張したくなった
- 注意:キャンペーンや細則は変更の可能性があるため、導入時は必ず公式情報で最新を確認しましょう。
4. 全体像:3ステップで完了
- LINE公式アカウントを準備
- Lステップのアカウントを作成
- LINE公式 × Lステップを接続(ここが最大の山場)
5. ステップ①:LINE公式アカウントの準備
- すでに持っている場合:オフィシャルアカウントマネージャー(管理画面)にログインできる状態に。
- これから作る場合:業種・表示名・プロフィールなどを入力して開設。
- 以降の手順では、この管理画面の**「設定」や「メッセージングAPI」**を使います。
6. ステップ②:Lステップのアカウント作成
- 公式サイトから「無料で試してみる」をクリック
- 注意事項に同意 → フリープラン申込み
- ユーザー登録(メール認証 → ID/パスワード設定)
- クレジットカード登録(フリープランでも不正利用防止のため登録を求められる場合あり。ただし月額課金は発生しません)
- 画面の案内に沿って管理画面URLへ → 初回ログイン
7. ステップ③:LINE公式 × Lステップを接続
7-1. 「メッセージングAPI」の準備(LINE公式側)
- オフィシャルアカウントマネージャーにログイン
- 右上の**「設定」** → 左メニューの**「メッセージングAPI」**を開く
- 初回は**「プロバイダー(提供者)」**を作成(個人名/屋号でOK)
- チャネル(Messaging API)」を作成すると
- チャネルID
- チャネルシークレット
が発行されるので控える
- Lステップ管理画面の「チャネル情報」入力欄へコピペで貼り付け
用語ミニ解説
- プロバイダー:アプリ(チャネル)を束ねる“提供主体”の入れ物。
- チャネルID/シークレット:LINEプラットフォームと外部ツール(ここではLステップ)を識別・認証するための“鍵”。
7-2. 「応答設定」を変更
- Webフック:オン
- 応答メッセージ:オフ
理由:Webフックの通知をLステップが受け取って処理するため。応答メッセージをオンにしたままだと二重返信の原因になります。
※Webhookは、ユーザーの友だち追加やメッセージ送信などのイベントが発生したとき、LINEが指定URLへ通知をPOSTする仕組みのことです。
用語ミニ解説
- Webフック(Webhook):出来事が起きたら瞬時に知らせる“呼び鈴”。
- 応答メッセージ:LINE公式の自動返信機能。Lステップ側でも返信制御するため重複しやすい。
7-3. 「LINEログイン」チャネルを作成(LINE Developers側)
- LINE Developersコンソールを開く
- 先ほどのプロバイダー直下で「新規チャネル」→LINEログインを選択
- アプリタイプ:Webアプリ、国:日本など基本情報を入力
- **公開(Live)**に切り替える(開発中のままだと連携できない)
- 表示されたチャネルID/シークレットをLステップ管理画面の該当欄へ登録
- 「公開済み」にチェック → 保存
ここまで完了で、LINE公式 ↔ Lステップの“鍵合わせ”は終了。以降はLステップ管理画面での確認に移ります。
8. 動作確認:友だち追加 → 送受信テスト
- 友だち追加URL/QRの発行
- Lステップ管理画面の**「アカウント設定」に友だち追加URL**が表示
- もしくはLINE公式の**「友だち追加ガイド」**からQR生成
- スマホで自分が友だち追加 → トークで「テスト」など任意のメッセージを送信
- **Lステップの「友だちリスト/個別トーク」**に自分のアカウントが表示され、送受信が反映されることを確認
ここで反応がない場合は、7-2(Webフック/応答設定)やチャネルID/シークレットの貼り付けミスを再確認しましょう。
9. よくあるつまずき & 即解決
- 反応しない/既読も付かない
- Webフック未オン/再送未設定、公開忘れ(LINEログインが開発中のまま)をチェック。
- 二重返信になる
- LINE公式の応答メッセージがオンのままになっていないか。オフにする。
- チャネルID/シークレット貼り違い
- Messaging APIとLINEログインで値が別々。コピペ先を確認。
- 電話番号認証で止まる
- SMSが届かない場合は番号・電波状況を確認し、再送。
- “権限がありません”と表示
- アカウントの権限ロールが不足していないか(管理者アカウントで実行)。
10. はじめて触るならこの3機能(無料でOK)
- 予約管理
- 予約枠 → 入力フォーム → 確定メッセージ & リマインドの自動化でドタキャン減。
- アンケート(回答フォーム)
- 年齢層/興味タグを取得 → セグメント配信で“刺さるメッセージ”に。
- 条件別リッチメニュー
- 新規/既存/購入者など属性ごとに別メニューを表示して導線最適化。
- 配信通数に影響せず体験を最適化できるのが魅力。
11. 成果を出す“初期設計”ミニガイド
- 目的設計:
- 集客(例:体験申込)/リピート(例:次回予約)/工数削減(例:FAQ自動化)
- 最低限のKPI:
- 友だち追加率、開封率、反応率(クリック・回答)、予約完了率
- 設計の型(最初の一週間)
- ウェルカム配信:登録直後に“できること”を提示
- タグ付け導線:アンケートorボタンで興味タグを取得
- 出し分け:タグに応じたシナリオ配信/リッチメニューに分岐
- 計測:URLクリック測定/コンバージョンで勝ち導線を特定
12. Lステップと他ツールを比べるときの軸
- 費用(月額/配信上限/追加オプション)
- 機能の深さ(シナリオ分岐、分析、予約、外部連携など)
- サポート(初期サポート/セミナー/個別相談)
- 成長余地(上位プランや拡張機能の有無)
Lステップは0円から始められるため、まず小さく試して勝ちパターンを作ってから拡張する進め方が現実的です。
13. まとめ:今日から運用開始するためのチェックリスト
- LINE公式にログインできる
- Lステップのユーザー登録が完了
- Messaging APIのチャネルID/シークレットをLステップに登録
- Webフック:オン/応答メッセージ:オフ
- LINEログインチャネルを公開にし、ID/シークレットを登録
- 友だち追加URL/QRで自分を追加 → 送受信テストOK
- まずは予約・アンケート・条件別リッチメニューのどれか1つを試す
仕様やプランは変動することがあります。導入前後は必ず公式の最新情報を確認しましょう(料金・プラン・機能の一次情報)。
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