この記事でわかること
実店舗・小規模事業者でもすぐ使える運用の型
無料プランと有料プランの本質的な違い(=月間のメッセージ通数だけ)
無料で使える主な機能と、各機能の使いどころ
友だち数×配信回数から逆算する有料切り替えの目安
▼動画はこちら
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料金とメッセージ通数の全体像(動画内容ベース)
キモは「1か月に何通まで送れるか」。機能差は基本なしで、配信通数だけが変わります。
プラン名 | 月額(税抜き) | 月間の送信通数上限 | 備考 |
---|---|---|---|
コミュニケーション(無料) | ¥0 | 200通 | 開設・運用ともに無料で開始可能 |
ライト | ¥5,000 | 5,000通 | 無料を超えたらまずはここ |
スタンダード | ¥15,000 | 30,000通 | さらに配信量が多い場合 |
追加メッセージ | 従量課金 | 1通あたり3円以下 | 上限超過時に課金 |
- ターゲットリーチ=ブロックを除く、実際に配信できる友だち数
- 例)ターゲットリーチ50人 × 月4回配信=200通 → 無料枠内
- 例)ターゲットリーチ100人 × 月4回配信=400通 → 無料超過(ライト検討)
チェック:ステップ配信(自動)やキーワード応答で送られるメッセージも通数にカウントされます。
無料プランでも使える主な機能
無料/有料の差は“通数のみ”。以下の機能は無料でも利用可能(動画で紹介されていた範囲)。
- メッセージ配信(テキスト/画像/動画/カードタイプ)
- セグメント配信(性別・地域・行動などで絞り込み)
- 1対1チャット(個別対応)/タグ付け(顧客分類)/ノート(社内共有メモ)
- LINEコール(通話リクエスト:有効期限30分)
- ショップカード(デジタルスタンプ)
- クーポン
- リッチメニュー(トーク画面下の大型ナビ)
- プロフィールページ(友だち追加導線の最適化)
- ステップ配信(自動メッセージ)
- 応答メッセージ(キーワード自動返信)
- リサーチ(投票・アンケート:集計は匿名)
- **LINE VOOM(ブーム)**投稿(機能状況は流動的)
- メンバーシップ(サブスク機能:要件あり)
用語ミニ解説
セグメント配信:条件(属性・行動)で配信先を絞る手法。無駄打ちを減らせます。
カードタイプ:ボタン付きカードでメニュー案内などをリッチに表示できるメッセージ形式。
メッセージ配信とセグメント配信の基本
- 一斉配信:全員に告知(新商品、臨時休業、キャンペーン開始など)
- カードタイプ配信:メニュー・予約・地図などボタンで直行できる導線づくりに最適
- 動画配信:料理のライブ感、施術のビフォーアフター、レッスンPRなど反応率が上がりやすい
セグメントの例
- 属性:性別/年代/地域(例:静岡県)
- 行動:前回の配信でタップした人だけ/特定タグ(例:常連・VIP)
- 効果:既読率やCV(来店・予約・購入)を底上げし、通数あたりの成果を最大化
配信設計の基本
- 頻度:月2〜4回から開始 → 反応を見て最適化
- CTA:行動を1つに絞る(「予約する」「クーポンを表示」)
- ABテスト:件名/1枚目画像/CTA文言の3要素から小さく改善
1対1チャット運用術
- タグ設計:例)新規/常連/VIP/クレーム対応中
- ノート活用:来店履歴・好み・注意点をメモしスタッフ間で共有
- 通話リクエスト(30分有効):予約確認や当日対応の即時性を補完
来店強化に効く「ショップカード」
- 紙のスタンプカードの弱点(忘れ物・紛失)を解消。スマホで一元化
- 設計例:5ptでケーキ1個/3ptでドリンク1杯
- 再来店の波を作る:残ポイントが**◯◯未満の人へ**“あと一歩”メッセージをセグ配信
クーポン運用のベストプラクティス
- 作成の要点:名称/画像(任意)/利用条件/有効期限/注意書き
- “LINE友だち限定”で特別感を演出、CV向上
- 乱発NG:粗利と客単価から配布回数・割引率を設計(「初回」「雨の日」など場面を限定)
リッチメニュー設計(トーク下部の大型ナビ)
店舗向け定番レイアウト例(6分割)
- 上段:アクセス|予約|メニュー
- 下段:クーポン|チャット|Instagram
設計のコツ
- 文字は短く(6文字以内が目安)
- 色数を抑える(ブランドカラー+白黒でコントラスト)
- 目的別にページやメッセージを割り当て、迷わせない
プロフィール最適化
- ステータスメッセージに地名(例:「静岡◯◯カフェ」)→ 検索に引っかかりやすく
- 友だち追加を主目的に、情報は最小限で明確に
- 必要に応じて:基本情報/SNSリンク/テイクアウト案内/メニューリストなどを配置
ステップ配信(自動メッセージ)
- 例1:友だち追加翌日に「ウェルカムクーポン」
- 例2:7日後に「人気ベスト3紹介」
- 実店舗例:来店翌日に「口コミのお願い」
- 注意:ステップで送った分も通数カウント。無料枠なら短期・少数に設計
応答メッセージ(キーワード自動返信)
- 例:ユーザーが**「営業時間」**と送る → 営業時間を自動送信
- 合言葉施策:「300円オフ」→ クーポンを自動返信
- FAQづくり:問い合わせ上位10キーワードから整備し、一次対応を自動化
リサーチ(投票・アンケート)
- 新メニュー投票/価格感の確認などに
- 個別の誰が答えたかは分からない(集計のみ)ため、傾向把握と改善に使う
- 調査後は結果の共有+次アクション(採用メニューの発表・試食会案内)でファン化
LINE VOOM(ブーム)の位置づけ
- ショート動画・画像投稿が可能(機能は流動的)
- 企業活用は限定的になりがち。まずは配信・リッチメニュー・クーポン最適化を優先
- 既にクリエイター性のある業態(レッスン・アーティスト等)は補助チャネルとして運用
メンバーシップ(サブスク)で売上の安定化
- できること:メンバー限定特典/月額コンテンツ/ファンクラブ/月謝の集金 等
- 主な要件(動画ベース):
- アカウント認証
- ターゲットリーチ200以上
- 個人LINEとの連携など設定手続き
- 活用例:
- オンラインレッスン(月額)
- 飲食の月額特典や定期クーポン
- クリエイターのファンクラブ(例:¥500/月)
- 設計の指標:価格(継続可能な負担)/特典の体感価値/解約率(月次)
無料→有料 切り替えの目安(計算式つき)
目安式
ターゲットリーチ × 月間配信回数 ≤ 200通(無料枠)
- 例1:50人 × 4回=200通 → 無料OK
- 例2:100人 × 4回=400通 → 無料超過 → ライトへ
- 無理に頻度を下げるより、セグメント化で無駄配信を削るのが先
よくある疑問と注意点
- Q:無料と有料で使える機能は違う?
→ 基本は同じ。違いは通数のみ(動画説明ベース)。 - Q:自動(ステップ・応答)で送った分はカウントされる?
→ はい、カウントされます。設計は“短期・必要最小限”で。 - Q:最新の料金や仕様は?
→ 変更される可能性があるため、実装前に公式情報で最終確認を。 - Q:認証済みアカウントのメリットは?
→ 信頼性向上や一部機能の解放など。メンバーシップ運用時も推奨。
まずは無料で始める:初期セットアップ最短ルート
- 開設:プロフィール画像・ステータス(地名入り)・基本情報を設定
- リッチメニュー:予約/アクセス/クーポン/チャットを最低限配置
- メッセージ:
- ウェルカム(友だち追加直後)
- 翌日ステップ(初回クーポンor人気3選)
- 月2回の定期配信(ニュース&特典)
KPI(はじめの指標)
- ターゲットリーチ(配信可能な友だち数)
- 既読率(30〜60%が初期目安)
- タップ率(5〜15%を目標)
- クーポン利用率(1〜5%から改善)
まとめ:小さく始めて、反応を見て拡張する
セグメントと検証で、通数あたりの成果を最大化しよう。
無料プランで十分に“型”を作れる。
反応が出て機会損失>費用になったら、ライト→スタンダードへ拡張。
成果を左右するのは配信設計(誰に・何を・いつ)と導線(リッチメニュー)。
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