- なぜ今、LINE公式アカウントなのか(3つの理由)
- 2-1. メッセージ配信(セグメント/予約)
- 2-2. リッチメッセージ(全画面画像+リンク/テキスト)
- 2-3. カードタイプメッセージ(横スワイプ最大9枚)
- 2-4. リッチビデオメッセージ(全画面動画+CTA)
- 2-5. チャット機能(有人/自動の切替)
- 2-6. LINEコール(通話/ビデオ・転送)
- 2-7. リッチメニュー(常設ナビの設計)
- 2-8. クーポン機能(条件なし/抽選/紹介)
- 2-9. ショップカード(ポイント&ランクアップ)
- 2-10. 友だち追加広告(面/成果目安/要件)
- Canvaで“秒”クリエイティブ(リッチメッセージ/メニュー)
- 応答メッセージの基本設計(自動化の起点)
- 初期設定〜配信チェックの鉄則(誤配信を防ぐ)
- 業種別アイデア(飲食/美容/EC/教室)
- KPI設計(見るべき数字と改善手順)
- つまずき&回避策(実務の落とし穴)
- まとめ:まずは3ステップで着手
- 付録:用語ミニ辞典&チェックリスト
なぜ今、LINE公式アカウントなのか(3つの理由)
登録が簡単&リピートに強い
登録ハードルが低く、メッセージやショップカード、クーポンで再来店を促しやすい。新規獲得は既存顧客維持の5倍コストかかるという“1:5の法則”の観点からも、リピート導線を作りやすいのが強みです。
圧倒的なアクティブユーザー
国内で幅広い年代が日常使い。インフラ的に“届く”土台があります。
プッシュ送信&高い開封率
メールの“待ち”ではなく、LINEは“届けに行ける”。動画では**メール平均10%に対し、LINEは平均60%**という目安が紹介されました。
▼動画はこちら
そのまま使える!公式LINEリッチメッセージテンプレート集
公式LINEで使える!超おすすめ便利ツール20選+おまけ2選
コピペでOK!公式LINEリッチメニューテンプレート30種類以上
今すぐ使える!友だち追加施策の事例10選
誰でもカンタン!友だち登録特典の作り方7選 など
できること10選(機能ごとの実践ガイド)
2-1. メッセージ配信(セグメント/予約)
できること
- テキスト/画像/動画/スタンプ/クーポン/リサーチ(アンケート)などを一斉配信。
- 絞り込み配信:
- オーディエンス(クリック・開封・リッチメニュー表示/クリック・友だち追加経路・チャットタグ等)
- ※一部は50人以上の母数が必要。
- 属性(性別/年代/地域/友だち期間 など)
- オーディエンス(クリック・開封・リッチメニュー表示/クリック・友だち追加経路・チャットタグ等)
手順の要点
- 管理画面 >「メッセージ配信」→「メッセージを作成」。
- 配信先:全員 or 絞り込み(オーディエンス/属性)。
- 予約日時を設定(即時配信よりも予約→最終チェックが安全)。
- 内容をプレビューで確認 → 予約確定。
実務TIP
- 友だち数が少ない間は「全体配信」で母数を増やし、クリック/開封を起点にオーディエンスを作る流れが最短です。
2-2. リッチメッセージ(全画面画像+リンク/テキスト)
何が違うのか?
- 通常画像より画面いっぱいに表示され、リンクや自動テキスト送信などのアクションを付与可能。キャンペーンやクーポン告知に強力。
設定の流れ
- 「メッセージアイテム」→「リッチメッセージ」→作成。
- 画像(テンプレ)をアップロード。
- アクション:URL/クーポン/テキスト(キーワード送信)を設定。
- 配信メッセージで呼び出す。
実務TIP
- 「テキスト送信」を選びキーワード応答(後述)と連動させると、自動的にクーポン配布や案内が走ります。
2-3. カードタイプメッセージ(横スワイプ最大9枚)
使いどころ
- 商品/メニュー/スタッフ紹介に最適。タグ・タイトル・説明・価格・ボタンを一枚ずつ設定でき、「もっと見る」カードで詳細ページへ誘導可能。
設定の流れ
- 「メッセージアイテム」→「カードタイプメッセージ」→作成。
- 用途テンプレ(Product/Person/Location/Image)を選択。
- 画像・文言・ボタンURL等を設定。最大9枚まで。
- 必要に応じて「もっと見る」を追加し、一覧やLPへ送客。
2-4. リッチビデオメッセージ(全画面動画+CTA)
通常動画との違い
- トーク画面いっぱいに再生。右上にCTAボタンを置けて、YouTubeやLPに直接誘導可能。
設定の流れ
- 「メッセージアイテム」→「リッチビデオメッセージ」。
- 動画をアップロードし、CTA(URL/ボタン文言)を設定。
- 配信メッセージで呼び出し。
実務TIP
- 最初の2秒でベネフィット提示+5〜15秒の短尺が相性◎。無音でも伝わる字幕を。
2-5. チャット機能(有人/自動の切替)
ポイント
- 管理画面の応答設定でONにすると、ユーザーと1:1でやり取り可能。スマホアプリでも運用OK。
- 完全自動化したい場合はチャットOFF + 応答メッセージONで、キーワード応答に切替。
実務TIP
- 営業時間外は自動メッセージ(受付・FAQ・返信目安)を返し、営業時間内は有人に自動切替する運用がラクです。
2-6. LINEコール(通話/ビデオ・転送)
できること
- 音声通話/ビデオ通話、さらに電話番号への転送も設定可能。
- こちらからの発信はできないため、「通話リクエスト」を送信→相手から発信してもらう方式。
実務TIP
- 予約確認やオンライン相談に◎。あらかじめ**リッチメニューに「通話リクエスト」**を置いておくとスムーズ。
2-7. リッチメニュー(常設ナビの設計)
役割
- トーク下部に常時表示される“ホームナビ”。予約/メニュー/クーポン/アクセス/チャット/規約など主要導線を集約。
設定の流れ
- 「リッチメニュー」→作成。
- テンプレ(大/小、6分割など)を選択→画像を適用。
- 各エリアのアクション(URL/クーポン/テキスト等)を設定。
- 表示期間は長めに、初期表示ONが基本。
実務TIP
- メニューバーのラベル(下部テキスト)で操作の意味を明記(例:「左=メッセージ入力 / 上=メニュー」)。迷子を減らせます。
2-8. クーポン機能(条件なし/抽選/紹介)
種類
- 条件なし:全員に同条件で配布
- 抽選:当選者のみに付与
- 友だち紹介:紹介者/被紹介者双方に特典
設定の流れ
- 「クーポン」→作成。内容/画像/回数/コード/有効期限を設定。
- 掲載設定:トーク上部・外部露出に掲載するか選択(限定運用ならOFF)。
- リッチメッセージ/メニュー/配信文面に紐づける。
実務TIP
- **“今だけ/初回限定/曜日限定”**などの条件をつけ、在庫/混雑と連動させると運用が安定。
2-9. ショップカード(ポイント&ランクアップ)
できること
- 紙のポイントカードをLINE内で完結。
- 特典チケット、有効期限通知、初期ポイント付与、同日付与制限の細かな設計が可能。
- ランクアップカードで、達成後の“次の目標”も自動提示。
設計例(飲食)
- 3ポイント:ドリンク1杯無料
- 5ポイント:ケーキ1つ無料
- 達成後はランクアップカードへ移行(特典を段階的に強化)
実務TIP
- 初期ポイントを1〜2付与して“あと少しで達成”感を演出。来店間隔にあわせて**有効期限(例:最終利用から3カ月)**を設定。
2-10. 友だち追加広告(面/成果目安/要件)
配信面
- トークリスト、LINE NEWS、VOOM ほか。
成果目安(動画紹介の参考) - 獲得単価:100円台〜200円台の事例あり(業種/クリエイティブ/時期で変動)。
要件/注意 - 認証済みアカウントが前提。
- 時期によってキャンペーン(割引等)が実施されることも。
実務TIP
- 友だち獲得後の初回シナリオ(ウェルカム+クーポン+人気メニュー案内)を広告開始前に用意。入ってすぐ価値を体験してもらう。
Canvaで“秒”クリエイティブ(リッチメッセージ/メニュー)
探し方
- Canva(キャンバ)で「LINE リッチメッセージ」「LINE リッチメニュー」と検索 → テンプレが大量に出ます。
- 無料/Proの区別に注意(Pro専用素材あり)。
制作ポイント
- リッチメッセージ:推奨サイズのテンプレを選び、色/フォント/画像を差し替え→PNGでDL→LINEへアップ。
- リッチメニュー:**大(2段)/小(1段)**のサイズを選択。枠割に合わせたデザインに。
- 文字は背景とコントラストを付け、スマホ片手でも一瞬で読める太さ・サイズに。
応答メッセージの基本設計(自動化の起点)
やりたいこと
- ユーザーが特定のキーワードを送ると、自動で返信(テキスト/クーポン/画像/カード/メニュー)する仕組み。
例:クーポン自動配布
- 応答メッセージで、キーワード:
300円オフクーポン
を登録。 - 返信内容:クーポン or リッチメッセージを返す。
- リッチメッセージ側の**アクション=「テキスト送信」**に同じキーワードを入れておくと、タップ→自動配布まで一気通貫。
実務TIP
- FAQ(営業時間/アクセス/予約方法)をキーワード化しておくと、有人対応を軽くできます。
初期設定〜配信チェックの鉄則(誤配信を防ぐ)
配信前チェックリスト
- セグメント条件(対象者/人数、オーディエンスの50人条件)
- 日時(予約でセット、時差/曜日/昼休み・閉店前などの時間帯)
- 画像/動画の表示確認(スマホ実機での見え方)
- リンク先URL(https/UTM/遷移先の在庫・営業時間)
- クーポン/メニューの有効期限(リッチメニューの表示期間と整合)
- 誤字脱字/法的表記(割引率・条件)
実務TIP
- 「予約→自分宛てテスト配信→最終修正」のループを標準フローに。
業種別アイデア(飲食/美容/EC/教室)
飲食
- 日替わり/限定のリッチメッセージ+当日来店クーポン
- カードタイプでメニュー(人気/新作/季節)を3〜6枚
- ショップカードで平日来店を後押し(有効期限短め)
美容
- スタイル事例をカードタイプで横見せ→予約導線をボタンに
- 空き枠は当日配信(地域/性別でセグメント)
- 来店2日後にスタイルケアのTipsを自動送信(応答/シナリオ)
EC
- 新作のリッチビデオで使い方を10秒解説→商品ページへ
- カゴ落ち相当は、クリックオーディエンス→再提案
- 値引きよりセット割/送料無料でCVR改善
教室/スクール
- 無料体験クーポン+アクセス+持ち物案内をリッチメニュー常設
- 体験後フォロー(満足度アンケ/次回予約)を自動化
KPI設計(見るべき数字と改善手順)
基本KPI
- 開封率:件名・送信時間の改善軸
- クリック率:訴求の強さ、ボタン文言、カードの順番
- クーポン利用率:オファー強度/利用ハードル(曜日/時間/金額条件)
- 来店・購入率:現場オペ/在庫/スタッフ動線
改善の型
- セグメント:全体→地域/性別/年代→行動(クリック/開封)へ段階的に絞る。
- ABテスト:
- タイトル(≤20文字でベネフィット先頭)
- クリエイティブ(静止画 vs リッチビデオ)
- CTA文言(「今すぐ予約する」など動詞始まり) - 頻度最適化:週1→反応を見て増減。過剰配信は解除率↑の原因。
つまずき&回避策(実務の落とし穴)
- オーディエンス50人条件:
→序盤は全体配信で母数作り。クリック/開封を蓄積してから絞る。 - リッチメニュー×クーポン期限不一致:
→メニュー表示期間とクーポン有効期限を合わせる。 - 誤配信:
→即時ではなく予約。公開前に第三者チェック。 - 画像が読みづらい:
→文字を大きく/太く、背景とコントラスト、余白をたっぷり。 - 通話できない(LINEコール):
→通話リクエストを先に送り、相手側から発信してもらう仕様に注意。
まとめ:まずは3ステップで着手
- リッチメニューを作って主要導線を常設。
- リッチメッセージ+クーポンで“来店/購入の理由”をつくる。
- 属性×地域から小さくセグメント配信→反応の良い層を掘る。
付録:用語ミニ辞典&チェックリスト
用語ミニ辞典
- MAU:Monthly Active Users(月間アクティブユーザー数)。
- CTA:Call To Action(行動喚起ボタンや文言)。
- オーディエンス:行動履歴等で作る配信対象グループ。
- VOOM:LINEのショート動画プラットフォーム。
- セグメント配信:属性・行動で対象を絞った配信。
配信前チェックリスト(保存版)
- セグメント条件・到達人数
- 予約日時・タイムゾーン・曜日/時間の妥当性
- 画像/動画の表示(スマホ実機)
- 文章の読みやすさ(結論先/改行/箇条書き)
- URLの遷移・在庫・営業時間
- クーポン/カードの期限・回数制限
- 法的表記/注意書き
- テスト配信済み・第三者チェック済み
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