なぜ LINE と Lステップで採用を進めるのか
採用活動で一番困るのは連絡が届かないこと、日程調整に時間がかかること、候補者ごとに対応がばらつくことです。メールは迷惑メールに入りやすく、電話はつながりにくいことが増えています。LINEは日常的に使われるため既読になりやすく、短いメッセージで素早くやり取りできます。ここにLステップを組み合わせると、同じ作業を自動化し、漏れを防ぎ、候補者ごとの情報整理がしやすくなります。
本記事では、実際の現場で効果が高かった機能を五つに絞り、設定の考え方とメッセージ例、確認すべき数字まで紹介します。SNSや複雑なマーケ用語に頼らず、人事担当者が自分で運用できる形に整理しました。
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2. 今回の TOP5 を選んだ基準
- 導入のしやすさ
初期設定に時間がかからず、社内引き継ぎが簡単であること。 - 効果の大きさ
面接設定率や出席率、内定辞退率の改善につながること。 - 運用の続けやすさ
担当が変わっても崩れにくい設計にできること。 - 連携の広がり
スプレッドシートやカレンダー、社内のメールなどと組み合わせやすいこと。
3. Lステップ便利機能 TOP5 と活用レシピ
3-1. タグ設計とセグメント配信
狙い
候補者の希望職種やエリアなどに応じて案内を出し分け、ミスマッチや無駄なやり取りを減らします。
基本の設計
- 自動タグの項目例
応募経路、希望職種、希望勤務地、経験年数、勤務可能な曜日と時間帯、資格の有無 - 付け方の例
初回の質問で選択肢を用意し、選ばれた内容に応じて自動でタグを付ける。
配信の使い方
- 希望勤務地が東京の候補者には東京拠点の求人を優先表示。
- 夜勤可のタグがある候補者には夜間シフトの募集を提示。
- 未経験のタグがある候補者には研修制度や教育体制の案内を先に送る。
初回メッセージ例
はじめまして。ご登録ありがとうございます。三つだけ教えてください。
一つ目 希望職種を選んでください。営業、販売、事務、製造など。
二つ目 希望の勤務地を選んでください。新宿、本社、横浜など。
三つ目 面接が可能な時間帯を選んでください。平日昼、平日夜、土日など。
回答後、あなたに合う求人と面接の空き枠をご案内します。
確認すべき数字
面接設定率、面接出席率、タグが付かない候補者の割合。タグ未設定が一割を超えると設問の改善を検討します。
現場のコツ
タグ名は短く、意味が重ならないようにします。例として、職種 営業、エリア 東京、時間帯 夜、資格 フォークリフトのように分類を分けておくと、後で集計が楽になります。
3-2. リッチメニューの出し分け
狙い
候補者が自分で必要な情報にすぐたどり着けるようにし、質問のやり取りを減らします。
切り替えの考え方
- 未応募状態
応募する、求人を見る、よくある質問、会社紹介。 - 面接待ち状態
面接日程の確認、再予約、持ち物、場所の案内。 - 内定後
手続きチェックリスト、初日の流れ、連絡先、合否照会。
メニュー設計例
六つのボタンで構成。左上に応募する、右上に面接日程、左下によくある質問、右下に勤務地別求人、中央に会社紹介、下段に合否確認。候補者の状態ごとにメニュー画像とリンク先を切り替えます。
ABテストの進め方
一か所のみ変更し、二週間で比較します。例として、応募するを大きいボタンにしたパターンと、求人を見るを大きいボタンにしたパターンで、メニューのタップ率と応募率を比べます。
確認すべき数字
メニュー全体のタップ率、問い合わせ件数の減少数、応募完了までの時間。
3-3. 応募フォームとスコアリング
狙い
離脱を減らしながら必要情報を集め、優先対応すべき候補者を素早く見つけます。
設問の順序
短く自己紹介、連絡先、希望職種、勤務地、勤務可能時間、資格の順が基本です。後半に詳しい設問を置くと離脱が減ります。自由記述は一問までに絞ります。
スコアリングの例
必須資格ありで十点、関連資格で五点、夜勤可で五点、近隣在住で三点。合計が十五点以上は優先対応とし、担当にメール通知します。
通知テンプレ
件名 優先対応候補者の新規応募
本文 候補者名、希望職種、スコア合計、面接希望時間帯、応募フォームの回答リンク。スコアが十五点以上の場合は当日中に一次連絡を行う、と対応基準を明記します。
確認すべき数字
一次連絡までの平均時間、スクリーニングにかかる時間、フォームの途中離脱率。
現場のコツ
スコアの重み付けは職種ごとに変えます。営業はコミュニケーション経験、製造は資格や夜勤可など、採用の決め手が何かを先に決めると精度が上がります。
3-4. 自動リマインド
狙い
面接のドタキャンを減らし、再予約の連絡を自動化します。
配信タイミングの例
予約直後に確認メッセージ、前日十八時に持ち物と場所の案内、当日朝九時に最終リマインド。オンライン面接の場合は入室リンクを当日朝に再送します。
再予約の導線
来社が難しくなった方はこちらを押してください、のボタンを用意します。押されたら自動で空き日程の一覧を返信し、ワンタップで新しい日時を確定できるようにします。
書類の催促
提出期限三日前、前日、当日に短いメッセージを送ります。提出先のリンクと、スマートフォンから撮影で提出できる説明を添えます。
確認すべき数字
面接出席率、当日キャンセル率、再予約率、書類回収率。
現場のコツ
前日の案内には地図と写真を入れると迷いにくくなります。オンラインの場合は動作確認の簡単なチェックリストを送ります。
3-5. ステップ配信による内定から入社までのフォロー
狙い
内定辞退の不安を減らし、入社初日の戸惑いを小さくします。
配信の流れ例
内定通知の翌日 職場紹介と一日の流れ。
三日後 先輩社員の声とよくある質問。
一週間後 初日の持ち物と服装、通勤ルートの案内。
入社前日 最終確認と困った時の連絡先。
入社後一週間 フォローアンケートと相談窓口。
配信停止の条件
入社済のタグが付与されたら自動で停止します。入社日が変更された場合に備えて、日付の更新を簡単にできる運用手順書を用意します。
確認すべき数字
内定辞退率、入社後一か月の離職率、入社初日の遅刻や欠席の発生率。
現場のコツ
動画や画像は短く軽いものを使います。テキストだけでも、到着後に受付でこの一言を伝えてくださいのような具体的な指示があると安心感が高まります。
4. そのまま使える設計テンプレ
タグ設計シート例
- 職種 営業 販売 事務 製造 介護
- エリア 東京 神奈川 千葉 埼玉
- 経験 未経験 一年から三年 三年以上
- 時間帯 平日昼 平日夜 土日
- 資格 フォークリフト 介護福祉士 普通自動車免許
命名は分類名 半角スペース 値の順とし、重複を避けます。例として、職種 営業、エリア 東京。
メッセージ雛形
応募導線
ご登録ありがとうございます。三つの質問に答えると、あなたに合う求人と面接の空き枠を表示します。
一つ目 希望職種を選んでください。
二つ目 希望勤務地を選んでください。
三つ目 面接が可能な時間帯を選んでください。
回答後に求人一覧と予約リンクをお送りします。
面接リマインド 前日
明日の面接のご案内です。日時と場所は次の通りです。
日時 二月一日 木曜 十四時
場所 本社三階 面接室
持ち物 履歴書 身分証明書
来社が難しい場合は再予約ボタンをご利用ください。
内定フォロー
このたびは内定おめでとうございます。初日の流れと持ち物をご案内します。
一 当日の集合時間と場所
二 服装の目安
三 連絡先 緊急時はこちらへ
不明点があればいつでもこのトークでお知らせください。
スコアリング基準サンプル
- 営業
対人経験三年以上 十点、普通自動車免許 五点、平日夜面接可 三点。 - 製造
必須資格 十点、夜勤可 五点、近隣在住 三点。 - 事務
エクセル中級 五点、週五日出勤可 五点、即日入社可 三点。
5. 二週間で立ち上げる導入フロー
Day一から三 要件定義
採用の流れを書き出し、候補者の詰まりポイントを確認します。KPIを決めます。面接設定率、出席率、内定辞退率など。
Day四から七 設計と作成
タグ設計、質問フロー、応募フォーム、リッチメニュー、リマインドの文面を作ります。テスト用の自分のLINEで動作確認を行い、誤字とリンク切れをなくします。
Day八から十四 パイロット運用
一つの職種か一つの拠点で先行運用します。二週間で数字を確認し、ABテストを始めます。良い方の文面と導線を基準にします。
6. 運用で起きやすい問題と回避策
- 配信が多すぎてブロックが増える
週一回の情報配信に留め、採用に必要な連絡は要点だけにします。 - タグが増えすぎて管理できない
毎月一回、使っていないタグを整理します。類似タグは統合します。 - 長文で離脱が増える
一つのメッセージは三行以内を基本にし、詳細はリンク先で説明します。 - 同意取得や配信停止の不備
初回登録時に個人情報の取り扱いと配信停止方法を明記します。トーク内に配信停止ボタンを常設します。記録はスプレッドシートに残します。
7. 事例の数字と目安
中小企業の店舗採用での目安です。
面接設定率は導入前より十から十八ポイント改善。
面接出席率は八から十五ポイント改善。
内定辞退率は二割から三割減少。
数字に幅があるのは、職種とエリア、応募の時期によって差が出るためです。自社の基準値を三か月で作り、毎月の改善会で見直すと安定します。
成功パターン
タグ設計がシンプル、リマインドが過不足ない、一次対応が当日中。
未達パターン
タグが複雑すぎる、メッセージが長い、一次対応が翌日以降。
8. まとめ 最初は タグ リマインド ステップ の三点から
最初から全部を完璧にしようとせず、タグ設計、面接リマインド、内定から入社のステップ配信の三点に絞ると効果が出やすいです。三点で数字が安定したら、リッチメニューの出し分けとスコアリングを足します。現場が回る設計を小さく作り、二週間単位で改善していけば、担当者が変わっても続けられます。
参考の運用チェックリスト
- タグ名は短く分類ごとに統一されているか
- メニューとメッセージのリンク先が正しいか
- 応募フォームは三分以内で終わるか
- 一次連絡は当日中にできているか
- 面接前日と当日のリマインドが自動で出るか
- 内定から入社までの不安を解消する情報が順番に届くか
- 配信停止方法が明記されているか
まとめ
人事の現場で重要なのは、候補者にとってわかりやすいこと、採用側にとって続けやすいこと、この二つです。Lステップは機能が多いですが、目的は一つです。適切な人に必要な情報を、適切なタイミングで、ていねいに届けること。この記事のレシピは、小規模でも無理なく始められ、担当者が変わっても形が崩れにくい設計にしています。自社の数字に合わせて調整し、三か月ごとに見直すことで、着実に採用の安定につながります。
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