- この記事でできること
- 全体像:作業は3ステップでOK
- ステップ1|LINE公式アカウントを作る
- ステップ2|L Message(エルメ)に新規登録&プラン選択
- ステップ3-1|接続準備:Messaging APIを有効化(Provider/チャネル作成)
- ステップ3-2|LINE Developersで「LINEログイン」チャネルを新規作成
- ステップ3-3|4つの値をL Messageへ入力(ID/Secret×2)
- Webhookと応答設定:どれをON/OFFにする?
- 接続テスト:QR→認証→友だち追加→完了
- 未認証アカウントの落とし穴と対処法
- 初期セットアップの入口(L Message側)
- つまずき解消Q&A
- 5分で終わる最終チェックリスト
- 付録A:用語ミニ辞典
- 付録B:作業を速く終えるコツ
- まとめ
この記事でできること
- 3ステップ(①LINE公式アカウント作成 → ②L Message登録 → ③接続)で最短導入
- 横文字だらけの「Messaging API/LINE Developers/チャネルID/シークレット/Webhook」を一言で理解
- つまずきやすい 「未認証アカウントの配信制限」 の回避策まで把握
所要時間の目安:はじめてでも30~60分(慣れれば15分程度)
準備物
- PC(Chrome/Safari/Edge いずれか)
- 業務用メールアドレス(L Message登録用)
- スマートフォン(QRコード読取用)
- 可能ならブラウザタブを3枚開ける環境
├ L Message管理画面(接続ウィザード)
├ LINE Official Account Manager(以下 “OAM”)
└ LINE Developers
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全体像:作業は3ステップでOK
- LINE公式アカウントを作成(既にあるならスキップ)
- L Messageのアカウントを作成(フリーでOK/年払いチェック注意)
- 両者を接続
- OAMで Messaging APIを有効化→プロバイダー作成
- LINE Developersで 「LINEログイン」チャネルを新規作成→開発中→公開済み
- リンクされたLINE公式アカウントに対象アカウントを紐づけ
- チャネルID/チャネルシークレット(Messaging API/LINEログインの計4値)をL Messageへ貼り付け
- WebhookをONにし、応答設定を目的に合わせて調整
- QRで接続テスト→完了
ステップ1|LINE公式アカウントを作る
既にOAMへログインできる人はスキップ
- 「LINE公式アカウント」で検索 → アカウント作成へ
- LINEビジネスID登録 → 必要事項の入力 → 管理画面ログイン
- 作成後、アカウント名/権限が正しいかを軽く確認
- 共同運用なら社内メンバーの権限ロールも整理しておくと後々ラク
TIP:既存運用がある場合、挨拶メッセージ/応答設定など現在値のスクショを1枚残しておくと、戻したい時に安心。
ステップ2|L Message(エルメ)に新規登録&プラン選択
- L Messageの新規登録画面でメールアドレスを入力 → 認証メール送信
- 届いたメールのリンクからユーザー登録へ進む
- 担当者名(個人なら氏名)/電話番号を入力
- パスワードを設定 → 登録内容の確認 → 完了
- ログイン後、最初にプラン選択
- フリープランで十分に接続・検証可能
- 注意:初期表示で**「年払い」**のチェックが入っている場合がある → 月払いに切替してから確定
ステップ3-1|接続準備:Messaging APIを有効化(Provider/チャネル作成)
- **OAM(公式アカウントの管理画面)**にログイン
- 右上の設定 → 左メニューの 「Messaging API」 → 「利用する」 をクリック
- プロバイダー(Provider)名を入力して作成
- 個人:氏名、法人:会社名が無難(認証画面に関係するため)
- 生成された Messaging APIチャネル のページで
- チャネルID
- チャネルシークレット
を確認(後でL Messageにコピペ)
ステップ3-2|LINE Developersで「LINEログイン」チャネルを新規作成
- LINE Developersにアクセス → さきほどのプロバイダーを選択
- 「新規チャネル」 → 「LINEログイン」 を作成
- 所在国:日本
- チャネル名:会社名 or アカウント名(認証画面に出る)
- チャネル説明:◯◯の公式アカウントです など分かりやすく
- アプリタイプ:表示される2項目にチェック
- 規約に同意 → 作成
- 作成直後はステータスが**「開発中」** → クリックして 「公開済み」 に変更
- 画面下部の 「リンクされたLINE公式アカウント」 を編集
- 対象の公式アカウントを選択→更新
- ここで LINEログインの「チャネルID」「チャネルシークレット」 も後で使うので把握
ステップ3-3|4つの値をL Messageへ入力(ID/Secret×2)
L Message管理画面の接続ステップで、以下4項目を正確にコピペします。
- Messaging API
- チャネルID
- チャネルシークレット
- LINEログイン
- チャネルID
- チャネルシークレット
セキュリティ注意:シークレットはパスワード同等。外部共有NG/社内でも最小限共有。パスワードマネージャで保管推奨。
Webhookと応答設定:どれをON/OFFにする?
OAM → 設定 → 応答設定 で以下を確認:
- 必須:Webhook=ON(L Messageへイベントを飛ばすため)
- あいさつメッセージ/チャット
- 新規アカウント:テスト中はOFF推奨(挙動が混ざらない)
- 既存運用:今の設定をそのままでOK(運用を止めない)
Webhookとは?
公式アカウントで起きた出来事(友だち追加・メッセージ受信など)を即時に外部ツールへ通知する仕組み。
接続テスト:QR→認証→友だち追加→完了
- L Messageの接続画面に出るQRコードをスマホで読取
- スマホに認証画面が表示
- 「提供」欄に、LINEログインのチャネル名(会社名やアカウント名)が出る
- 「許可」→「友だち追加」
- L Messageに**「新規接続が完了しました」**の通知 → 管理画面へ戻り、接続完了を確認
未認証アカウントの落とし穴と対処法
- 未認証アカウントのまま接続すると、既存の友だちが L Message側で認識されず、一斉配信できないことがあります。
- 新規で友だちが0人なら問題なし。
- 既に友だちがいる場合の対処:
- 認証済みアカウント化を検討
- ユーザーに再アクション(何かメッセージ送信など)を促し、認識をトリガー
初期セットアップの入口(L Message側)
接続後は、左メニューのアカウント一覧から対象アカウントを選択。まずは以下を順番に触ると効率的。
- チャット:受信・返信の基本運用
- 挨拶メッセージ:友だち追加時の自動送信(テキスト+画像など)
- リッチメニュー:下部の大きなメニュー。導線設計の要
- メッセージ配信(一斉配信):告知・クーポンなど配布
つまずき解消Q&A
Q1. チャネルIDが一致しているか不安。どこで照合?
A. LINE Developersの対象チャネル(Messaging API/LINEログイン)で表示されるIDが、OAM側表示と一致しているかを確認。プロバイダー名・アカウント名も同一であれば安心です。
Q2. 「リンクされたLINE公式アカウント」に対象が出ない。
A. その公式アカウントが同じプロバイダー配下にない可能性。プロバイダーの選択ミスが多いので、上位階層に戻って確認。
Q3. WebhookはONなのに反応がない。
A. L Message側の接続ウィザードが未完了/誤ったID/Secretの貼り付けが典型。4つの値を再貼付→QRでテストし直してください。
Q4. 認証画面の表示名を変えたい。
A. LINEログインのチャネル名を変更します(ユーザーに1度表示される画面)。会社名を出したくない場合はアカウント名にするのも手。
Q5. フリー→有料へ切替時に年払いが勝手に…
A. 変更画面で**「年払い」チェックの外し忘れ**が頻出。月払いへ明示的に切替後に確定を。
5分で終わる最終チェックリスト
- Provider作成済み/Messaging API有効化済み
- LINEログイン:公開済み/リンクされた公式アカウントが対象になっている
- ID/Secret×2(計4項目)をL Messageへコピペ済み(誤りなし)
- Webhook=ON(OAM → 応答設定)
- QRテスト完了(スマホで許可→友だち追加→L Messageに完了通知)
- 既存友だちがいる運用なら、未認証アカウントの制限と対処方針を決めた
付録A:用語ミニ辞典
- Messaging API:LINEの公式拡張機能。テキスト/画像/ボタンなど多様なメッセージを外部ツールから送受信できる。
- LINE Developers:LINEの開発者向けコンソール。プロバイダー/チャネルの作成・管理を行う。
- プロバイダー(Provider):チャネルを束ねる単位。通常は会社名や個人名。
- チャネル(Channel):機能の単位。Messaging APIとLINEログインは別々のチャネル。
- チャネルID/チャネルシークレット:ツール連携に使う識別子と秘密鍵。外部に出さない。
- Webhook:ユーザーのアクションをリアルタイム通知する仕組み。連携ツールが即座に反応できる。
付録B:作業を速く終えるコツ
- タブ3枚運用:
- L Message接続画面/2) OAM/3) LINE Developers
画面往復を減らして誤貼り付けを防止。
- L Message接続画面/2) OAM/3) LINE Developers
- コピペ順序の固定化:Messaging API → LINEログインの順でID/Secretを貼ると、入れ違いミスが激減。
- 設定スクショ:主要画面は証跡として1枚ずつ撮っておく(監査・引き継ぎに強い)。
- 名前付けの統一:プロバイダー名/チャネル名/アカウント名を揃えると、後で迷わない。
- まずフリーで検証:到達や自動化の動作を確認してから有料化が安全。
まとめ
既存友だちがいる未認証アカウントは配信制限に注意。認証済み化やユーザー再アクションで解決。
やることは一貫して3つ:①LINE公式アカウント作成 → ②L Message登録 → ③接続
ポイントは、Messaging APIの有効化/LINEログインの公開・紐づけ/4つの値の正確なコピペ/Webhook=ON。
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